今日は、仕事帰りに

駅へ向かう途中で

少し寄り道を。。。


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象の鼻パーク

@横浜市中区海岸通り1丁目

地図



2009年(平成21年)6月2日

横浜港開港150周年を記念して

開園された象の鼻パークですが

整備中期間中に

象の鼻桟橋など明治時代の遺構

再整備されました。

その際、発見された遺構のひとつを

今日は見学しに来たのです







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“それ”は。。。この地面にはめ込まれた

強化ガラスの下に保存されています







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横浜税関遺構『鉄軌道と転車台』

(^_^;)

これじゃ。。。まったく分かりませんよね


それでは、実際の遺構を見る前に

資料写真から見ていきましょう。






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なんか知らんけど。。。えらく汚れていますが。。。

(^_^;)

要約すると、横浜税関の施設の一部として

明治時代に敷設された

人力手押し台車用のレール

方向転換するための転車台

ここにあったようです。







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なんとなく、お分かりいただけるでしょうか。。。

大きな列車などは向かう方向を変える際

ポイントで分岐してレールをカーブさせて

いくのですが

レールはカーブする際に抵抗が

大きくなるので

人が押す台車ではレールを

極力まっすぐに敷設して

転車台でくるっと向きを変える方が

都合が良かったのでしょう。





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転車台に動力は無く

回転させるのも

ゴロゴロゴロっと人の力で。。。

単純且つ合理的な仕組みですね。







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転車台は4基並んでいて

一番手前からそれぞれ

構造がわかりやすいように

展示方法が異なっています。

最初は。。。

レールがある丸い天板が

外された状態です。





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真ん中の回転軸と

回る天板を下から支える

車輪が見えます。

煉瓦で固めて掘り下げてあるのが

わかると思います。

回転する天板に、石や砂利などが

噛むのを防ぐためでしょうか。。。







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2つ目の転車台は。。。

天板が半分だけ外された状態。

今日は天気が良すぎて

ガラスが反射してしまい

あまり上手く撮影できなかったのですが

軸にはまった天板そのものの構造が

よく分かります







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3つ目の転車台は。。。

丸い天板でそのまま覆われた状態で

中央の四角い蓋が開けられています。

この四角い蓋は。。。

たぶん、油を差したりメンテナンスに

使われていたものでしょう。








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最後の4つ目の転車台は。。。

その四角い蓋も閉じられた状態。

この上まで、台車を1輌だけ押してきて

グルグルゴロゴロ。。。って回して

向きを変えて倉庫へ向かって

いたんでしょうねぇ。。。






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こういうところに来ると。。。

きよすけはいつも

空を見上げます。

周りの風景は大きく変わって

しまったかもしれないけれど

当時の人が見上げた空と

同じ空の下にいるって思うと

ほんの少しだけ

時を越えて

そのころの空気を

感じられるような気がするのです。







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さて。。。帰ろう

(^o^)




象の鼻桟橋についての過去記事はこちらから