今夜は、職場の転勤の
送別会だったのですが
気が付いたら。。。
夜の桜木町とか歩いたのは
ホントに何年振りだろうか
(^_^;)
賑やかなところから
八王子へ帰ってくると
すぅーっと余計なものが
身体からそがれてきて
どんどん思いや思考が
シンプルになっていきます
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになつたねえ、
どこまでもどこまでも一緒に行かう。
僕はもう、あのさそりのやうに
ほんとうにみんなの幸のためならば
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまはない。」
「うん。僕だってさうだ。」
カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでゐました。
「けれどもほんたうのさいわひは一體何だらう。」
ジョバンニが云ひました。
「僕わからない。」
カムパネルラがぼんやり云ひました。
「僕たちしつかりやろらねえ。」
ジョバンニが胸いつぱい新らしい力が湧くやうに
ふうと息をしながら云ひました。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より