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やけに寒い今夜はまた

雪が降るかもしれないって

誰かが話していたから

すこし待っていたんだ

けれど予報は変わったらしく

雪は降らないって



雪が降れば大騒ぎの南関東で

雪を待ってるなんて滑稽だけど

雪が降れば道もかかなきゃだし

雪が降れば電車も動かないし

雪が降れば手間がかかることも

多いけれど

雪が降れば・・・と 願っている



こうして晴れた夜空を見上げた

僕のところにだけでも

雪は降らないだろうか



明日の朝になって

頭や肩を真っ白にして

出勤した僕を見て

あきれた同僚達が

笑って訊くんだ

『いったいどうしたんだ?』って

そしたら 少しはにかみながら

言ってやるんだ

『ちょっとね・・・』って



実際に雪が降るかどうかなんて

必要のないことなのかもしれない

雪が降ったり

桜が咲いたり

長雨が続いたり

空がまぶしかったり

木陰に涼しい風が吹いたり

落ち葉を踏んだり

そんなことが 当たり前の

景色の中で ちゃんと

自分のことが 見えている

そして

そんなことが 奇跡的に

自分の中に きっと

やってくることを 願っている



kiyosuke






シンキングタイム(仮)について