渡辺美里さんは1985年にメジャーデビュー、

80年代から90年代にかけて

若者等身大の楽曲を世に送り出し

現在も活動を続けています。



きよすけの悠々備忘録では、

ざわざわっとした気持ちになる

『サマータイムブルース』

芝居をやっていたころの

舞台のエンディング曲

『10Years』について

過去に紹介しています。

この2曲はいずれも、どちらかというと

アップテンポで高揚感のある曲調なのですが、

気持ちを抑えつつ歌い上げるような

バラードもたくさんあるんですよね。

そんな曲の中から、きよすけ

20歳のころ、よく聴いていたのが・・・

『きみに会えて』です。



 







東京エレキテル

『朱美ちゃんに会えて

 僕の人生は変わったんだよぉ~』


・・・とは、かなり違いますが

(^_^;)





ささくれやとがった心を抱えて生きていた

『ぼく』が、『きみ』に出会って

もしかしたら、人や愛っていうものを

信じられるのかもしれないなって

ようやく思い始めたころに

離ればなれになったときのような

そんな情景のうたです。



20歳のころは、まさにそんな頃でした。

今みたいに携帯電話もありませんからね。

仕事を終えて一人暮らしの家に帰り、、

月や夜景を見ながら

聴いていたのを思い出します。

手紙を書きながらだったり・・・





この歌の歌詞の面白いところは、

サビメロ前の途中までは、

相手に対する『ありがとう』っていう気持ちや

『だいじょうぶだよ』って相手を思いやる気持ち、

『困ったときはいつでも飛んでいくよ』っていう

“相手に対する”

応援歌的な内容なのですが、

サビメロを聴いていると、なぜか逆に

“自分に対して”

言い聞かせているような、

“微笑みながら涙が溢れそうになってる”

そんな顔が浮かんでくるのです。

美里さん・・・ずるいわぁ・・・

って当時は思いましたね

(^_^;)




今も・・・好きですよ。