2008年5月24日掲載

ココログ版きよすけの悠々備忘録より転記





今日は、読書の話を・・・


僕は高校生のとき、中学で3年間やっていた


野球部には入らず、


しばらく帰宅部をしていました。



しばらくして、昼の校内放送で音楽かけながら


楽しそうなDJ風の番組をやっているのを聞いて


軽い気持ちで扉を叩いたのが


放送部(放送委員会)でした。


結局3年間在籍して、自分も昼の番組を担当したり


していた訳ですが、NHKが主催している


放送コンクール(放送部の甲子園かな?)にも


ちゃ〜んと取り組んでいたんですよ。


県大会から全国大会に向けて、番組作ったりしました。


そんな出場ジャンルの中に“朗読”というのがあって


高校生の僕が選んだ作品が・・・


夏目漱石の『こころ』です。



dscn0441


















以来、現在までこの本は何度も読み返しています。


高校生の自分には分かりようもなかった部分が


読み返すたびに見えて来るのが面白いです。







dscn0442特別、漱石の作品が


全部好きな訳ではない


けれど、


なんというか僕自身、


心の深いところを


ギュッと締め付けられるような・・・ 


 
 

 

遠い夏の日を見るような、抜けるような夏の風景の導入部と


一転して中盤からのなんとも言えない心の圧迫感との対比、


その圧迫から再び夏の空に解放された時に明かされる


親友の胸の内の暴露・・・


そして、死。


更に引き戻される、なんとも言えない心の圧迫感の世界。


それが導入部の夏の風景につながり、グルグルグルグル・・・


(^_^)



遠い思い出とドロドロの繰り返し・・・


高校生には難しすぎたねsweat01 






dscn0443それはそうと・・・


この本の焼け具合


いい感じでしょう?


(^_^)

 
 
 
 
 
 

  
 
 
 

夏目漱石の作品は、純文学というよりも


大衆文学のようなものですから、内容は決して


取っ付きにくいものではありませんので


“トレンディードラマ”を見るつもりで


読んでみたらいいと思います。

 



・・・いやっ、“昼ドラ”かな? たぶん。


(^_^;)