2006年11月6日掲載

ココログ版きよすけの悠々備忘録より転記






僕は以前、“芝居”に携わっていたことがあります。


いわゆる演劇というやつです。


高校を卒業後、1年間だけ大学生をやっていた時期があり


サークル活動として演劇研究会に所属していました。


 

学園祭など年に何回か公演があって、毎公演2本くらいの


演目が立ち上げられ、それぞれの立場で準備が進められます。


キャストとも呼ばれる役者達音響班照明班衣装や小道具
 
を作成する美術班
舞台装置を作成する装置班広報・運営を
 
担う制作班
などがあって、僕は基本的に装置班員として工具を


操り資材と格闘する毎日でした。


人数の関係もあり、各班とも作業をしながら役者として稽古も


やることも多いのですが、本業の勉強と同じくらい充実した毎日


だったように思います。

 

 

その後、事情があって大学を後にすることになったのですが


その1年間で1度だけ、僕も役者として出演する機会があり


いい経験と思い出になりました。


役名は、“パロの王”


名前はなんとなく(-o-;)・・・という感じですが


治世と威厳、そして愛との葛藤に苦しむ男という


ひじょーにやっかいな役どころなんですよ!


 
 

まぁそれはいいとして、前置きばかり長くなりました。



 

演劇では音楽も重要な要素を担っていますが、


当時は無我夢中だった僕が、出演した舞台の音楽の中で


最も印象に残っている音楽といえば・・・


劇中のシーンで流れる曲ではなく、全部終わった後の


カーテンコールの曲でした。



 

それが、渡辺美里さんの『10 years』という曲です。


大江千里さん作曲によるリズミカルなイントロは


陽気というよりも懐古的な響きをもっています。

 

 

あれから10年も・・・


これから10年も・・・



 

気がつけば僕もあれから10数年。


自分なりの心の持ちよう、心のあり方は


決して満足のいくのもではないけれど


納得はできるものかもしれません。


そして、これからも


パロの王のように迷いながら


納得できる生き方を見つけていきたい


・・・と思っています。